| せっかく気に入ったソファを購入したのであれば、メンテナンスにも気を遣っていきたいものです。 ここでは革の品質やそのレベル、お手入れ方法について触れていきたいと思います。それぞれの素材ポイントをおさえて適切なメンテナンスをしていきましょう。 |
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BICASAセレクションについて |
20000例のコーディネイト実績があるプロの視点からみた厳選された素材をプロデュース BICASAで取り扱っているソファは下記のような特徴を持っています。より長く愛着のあるアイテムとして使用する為にもそれぞれの名称や素材自体の特徴を知っておくと良いでしょう。 |
アニリン
| 牛皮の持つ風合いを最大限に活かした革の仕上げがアニリンです。傷がない革としては牛1000頭に対して数頭しかアニリン革にできる牛がいないと言われその希少性が高く評価されています。 | セミアニリン(厚革)
| 厳選した高品質の革のみ使用し、イタリアで加工仕上げをされた安定した品質の本牛革です。その中でも一般家具では使用されにくい厚さ1・5㎜以上のハイグレードな厚革を使用しています。 | セミアニリン
| 厳選した高品質の革のみ使用し、イタリアで加工仕上げをされた安定した品質の本牛革です。厚さ1・0㎜以上の厚革を使用しています。熱を伝えやすくしっとりとした感触です。 | 顔料
| 染料で染められた後、革表面を顔料で仕上げます。表面は均一に仕上がります。色落ち、日焼けにも強い仕上げです。革本来の質感は薄れますが耐水性が強く水拭きも容易にできます。 | ソフトレザー
| 国内産の特殊ポリウレタンを使用した合成レザーです。表面強度が高く、傷がつきにくいのが特徴です。お手入れも容易で汚れ落としは専用のクリーナーか水拭きも可能です。 | ファブリック
| カラーバリエーションが豊富です。合計○○種類以上からお選びいただくことができ、カバーリングタイプはソファー本体から取り外しクリーニングすることもできます。 |
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皮について |
動物の皮は外部からの色々な刺激、危害から体を守る為精巧で合理的な構造をしています。
皮の断面を拡大してみると構造の違う表皮層、真皮層、皮下層から成り立っていることがわかります。
表皮層、皮下層は製造工程で取り除かれ、真皮層だけが皮革になります。
その表面を銀面とよび、銀面をそのまま活かしたものが高級とされます。 皮本来の質感、体温への順応さもよく、また生きていた証しを感じることができます。 |
| 放牧により育てられた半年から2年くらいの牛の中から特に傷のないものがアニリン革になります。
まず牛の表皮を取り除き、真表皮になった皮をなめして、その後アニリン染料で染色し仕上げます。皮の気孔が開いているので、皮は皮膚のように呼吸ができ、人間の体の体温にもすぐに順応します。
特徴としては表面がふっくらと柔らかく厚みもあります。アニリン革はソフトに体を包みこんでくれると共に革本来の質感と弾力性を持ちなめらかさとしっとりとした質感があります。それぞれの皮、それぞれの部位によって多少の色の濃淡がでます。 |
| アニリン染めと同様に水溶性の色素を使って染色されたあと、顔料で軽く色づけされます。
特徴は、革の表面にウレタン塗装を施すことによって表面を保護していますので耐久性に優れ、取り扱いやすい本牛革であります。 丈夫で汚れにくく、皮の内部まで汚れが浸透することはあまりありません。皮の気孔は呼吸できる程度に開いているため、多少時間はかかりますが人間の体温に順応いたします。
とても柔らかく肌触りもよく、多くの製品に使用することができ、安定したクオリティが期待できます。 |
| 染料で染められた後、革表面を顔料で仕上げます。耐水性にすぐれ、塗料で革表面の穴や凸凹が埋められた状態になるため、アニリン、セミアニリンに比べて表面は均一に仕上がります。
色が均等に仕上がるためカラーバリエーションも豊富であり、色落ち、日焼けにも強い仕上げです。
人間の体温の順応性、革本来の質感は薄れますが、手入れは手間がかからず、大変丈夫で汚れは簡単に素早く拭き取ることができます。耐水性が強く水拭きも容易にできます。 |
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ソフトレザーについて |
| | 本革の表面を指で押しています。 | ソフトレザーの表面を指で押しています。 | |
ソフトレザーとは | 抜群の耐久性 | | 特殊ポリウレタンを使用した合成レザーです。 ビニールレザーと違い、本革に劣らない優れた機能をもっています。 | | 表面強度が高く、傷がつきにくいのが特徴です。ペットの爪やタバコの火などにも強く、10年耐久テストにも合格の実績があります。 | 天然革に劣らない雰囲気と肌ざわり | 体と環境にやさしい | | 表面のウレタン層に特殊加工を施し、一見天然皮革と見間違うような外観、風合いがあります。表面は柔らかくしなやかで、またしっとりとした質感です。 | | 安全性が高く、人体に悪影響のあるもの(鉛、カドミウム)や、アレルギーを引き起こす物質(ホルムアルデヒド)を含まず、日本の物性基準をクリアしています。 |
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ソファのお手入れについて |
普段のお手入れはホコリを振り払ったあときれいな柔らかい布で乾拭き。汚れがついてしまったらアニリン・セミアニリン専用のクリーナーを使用します。クリーナーが水溶性の場合、革の吸い込みが良く後でシミになる可能性があるため、少しずつ付けて試しながら使用する。
基本的な手入れ方法としては靴やカバンと同様で毎日頻繁にクリーム使う必要はありません。季節の変わり目に合わせて年4回くらいのペースで付けることによりソファがより長く持ち、乾燥防止で表面のひび割れを防ぎます。 | |
普段のお手入れは表面のホコリを振り払い、きれいな柔らかい布で乾拭き。汚れが付いたときは市販のクリーナー(革専用)を使用し、汚れとクリーナーをしっかりと拭き取ります。どうしてものひどい汚れには中性洗剤をぬるま湯で薄め良く絞ってから表面を拭き、最後にきれいな乾いた布で拭きとりレザークリーナーで仕上げます。
座面と背もたれの間のホコリは掃除機で吸い込むときれいに仕上がります。 | |
普段のお手入れは表面のホコリを振り払い、掃除機等を利用しながら隙間や表面をきれいにしていきます。きれいな布を使用し、乾拭きをしてください。徐々につくアームや背もたれの汚れには市販のソフトレザー専用クリーナーを使用し汚れを取るか、中性洗剤をぬるま湯で薄めて全体を布で拭き取ります。
本革ではないため、クリームの使用は必要ありませんが、汚れがひどくなって落としにくくなってしまうことを避けるためにこまめな日常のお手入れを心がけましょう。 | |
普段のお手入れ方法ですが、毎日のお手入れは柔らかいブラシ等をかけながら表面をたたいたり、掃除機でホコリを吸い取ってください。著しい汚れを落とす場合は、ぬるま湯で薄めた中性洗剤に布を浸し、固く絞って表面をたたくように拭いてください。その後、水に濡らして固く絞った布で洗剤をよく拭き取って自然乾燥させてください。
カバーリングタイプのソファーのお手入れ方法ですが、普段のお手入れは同じで、定期的かどうしても汚れが落ちない場合についてはクリーニングに出してください。 | |
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ソファが苦手とするもの |
| 直射日光、ストーブ | 長時間、またはカーテンなしの場合変色や硬化を引き起こします。 | | ホコリ | 革の表面の毛穴がつまり革の呼吸ができなくなってしまいます。 |
| 化学雑巾 | 薬品がソファーの表面に移り、逆にホコリを付けやすくします。 | | 通気の悪い環境、湿気 | カビ発生の原因となります。 |
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おすすめのクリーナー商品 |
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